経営者から見た50代の価値とは何か?

経営者から見た50代ビジネスパーソンの価値を考えてみたいと思います

先ずパッと思い浮かぶのは、

・知識

・経験

・人脈

あたりでしょうか。どれも若手にはない量や質だと思いますので「それなりの価値」を持っているといえそうです。

 

では経営者の視点でみてみましょう。

・知識

・経験

・人脈

先ほど挙げた内容と全く同じなのですが、どれも経営者である自分と比較したら「大きく見劣りする価値」と映るのではないでしょうか?もちろん業務の内容が専門的であれば、ここの業務においては知識と経験を持っているという事もあると思いますが、その知識と経験を社会が認める価値に換えることができるのか?いう視点でみると、やはり年齢も近しい経営者が50代ビジネスパーソンを見つめるい眼差しは決して優しいなることはないのではないかと思います。

 

同時に若手にある「やる気」「モチベーション」「上昇志向」といった「エネルギー」みたいなものは、多くの50代にとって不足しがちになりますので、この点でも経営者から見たときには「魅力を感じない人材」というのが多くの正直な印象なのではないかと思います。

 

では50代のビジネスパーソンはどうしたら良いのでしょうか?また経営者の視点で考えてみましょう。

 

多くの経営者は「適正なコスト(より安い方がGood)」で「予想以上の働き」をしてくれる人材がいれば間違いなく評価すると思います。となると50代でも「あの人がマネージすると本当に業務が捗る」「あのパフォーマンスであればむしろ給与は安い!」「あの向上心を見習いたい!」と思ってもらえるような仕事をすれば、間違いなく得難い人材として厚遇されると思うのです。

 

「言うのは簡単だけど、やるのは大変なんですよ」という声が聞こえてきそうです。そのとおりだと思います。

 

では一つ確認させてください。

 

あなたは職場において、上司や経営陣の方々へどのように接していますか?まさか朝の挨拶をしていないとか?あいさつをボソボソと言っている。又は挨拶をしない。。なんてことはないですよね?

 

そうなんです。多くの50代ビジネスパーソンは若手の頃やっていた「清々しい挨拶」すらしていないことが多いのです。若手の何倍もの給与をもらっているのにです。この上司や経営者はどう思っているか想像してみましょう。「高い給与や待遇を与えても全く理解してないな」「自分の実力を過信していないか?」「誰のお陰で今のポジションを得ていると思っているんだ」そんなことを思っている上司や経営者の方々がいるかもしれません。もちろん正解はわかりません。

 

でもね。相手も人間なんです。若手で一生懸命仕事をしてくれて給与の低い人材と、挨拶もろくに出来なくてパフォーマンスも低い給与の高い人材と、どっちを会社の未来のために大切にしたいと思うでしょうか?答えは明白だと思います。

 

詳しくは別の章でご紹介したいと思いますが、会社組織に入った以上は、会社組織で求められる人材として振る舞う必要があります。求められる人材として振る舞うことが評価されるに繋がりやすいからです。もちろん理不尽な要求に従う必要はありませんが、多くのビジネスパーソンは「役割り」としての「会社組織での振る舞い」という認識があまりにも低いと思います。どうしてそう断言できるのかというと、実は私自身が数年前までそういうビジネスパーソンだったからです。いま振り返って考えると馬鹿らしいほど未熟だったと思うくらいです。

 

50代ビジネスパーソンについて、少しネガティブな印象を抱いた方もいるかもしれませんが、私の思いは全く逆なんです。

・知識

・経験

・人脈

が若手の何倍もあって、「清々しい挨拶ができる」「モチベーションの高い」人材を会社という組織は手放すはずがないんです。もっと自信を持って良いんです。

 

ではどうして多くのビジネスパーソンが「リストラ」や「早期退職」などが頭によぎり「自信」を失ってしまうのか?それについては別の章でお話したいと思います。

 

この章で私がお伝えしたいことは、50代ビジネスパーソンは、もっと仕事で評価されるために「戦略」を持とうということです。そして「評価」される仕事人生を送りましょう。という事です。